スーパーフライヤーズカード(SFC)は、わずかな年会費の負担だけで生涯ANA上級会員と同等のステータスを維持できる非常に有益なクレジットカード。
申し込み&取得のためには、最低でもANAプラチナステイタス以上が必要なため、俗にいう「飛行機修行」を行う方も数多く存在します。
▽SFCのすべてについてはこちらの記事で詳しく解説しています☆
さて、無事に申込み資格を得たら、次のアクションはスーパーフライヤーズカード(SFC)への切り替えになるワケですが、その際に気になるのが『年会費ってどうなるの?』というポイント。
どうせ払うにしても、少しでもお得になる方法が知りたいですよね。
本記事では、ANA VISAワイドゴールドカードをANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードに切り替える場合の年会費を最小にとどめるテクニックをご紹介いたします。
Contents
SFC・VISAゴールドの年会費っていくらだっけ?
テクニックについて知る前に、そもそもSFC VISAゴールドの年会費っていくらだっけ?という基本についておさらいしておきましょう。
上の表では、もともとのANA VISAワイドゴールドカードと、ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードの基本年会費をまとめたもの。
同ブランド・同クラスでSFCに切り替えた場合、年会費の所要額は税込み16,200円となります。
ただし、三井住友VISAカードのサービスである、WEB明細書サービスならびにマイ・ペイすリボへの登録によって、年会費の割引が適用になりますので、実際はごく普通のゴールドカードと変わらない負担(10,260円)で維持することが可能です。
ちなみに、マイ・ペイすリボは、それによって得られるボーナスポイントが非常に魅力的。マイルを貯めるにあたっても強力な味方になりますから、登録・利用がマストです。
SFC全8種類の年会費を比較
スーパーフライヤーズカード|プレミアムメンバーサービス|ANAマイレージクラブ
本記事で扱うANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードを含め、SFCは全部で8種類存在しています。
基本(ベース)年会費を見れば、当然ながらSFC一般カードが一番安く見えるのですが、一般カードはANAマイルへの移行手数料が税込6,480円追加で必要になる*1ため、実質的に最もおトクになるのはANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードなんですね。
通常のANAカードは、異なるブランド・クラスのものを複数枚所有することが可能ですが、SFCは1人1枚だけ。ゆえに、自身のライフスタイルや使用シーンの過多に合わせてチョイスするのが望ましいです。
*当ブログではメリット・デメリット、経済的観点からANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードを推奨します。
切り替え後の年会費はどうなるの?<原則編>
今現在保有しているANA VISAワイドゴールドカードを、同じブランドのスーパーフライヤーズカードへの切り替える際の取り扱いについては、ANAサイト側に詳しい案内が掲載されています。
気になる年会費については、以下のとおり。
年会費の取扱い
ANAスーパーフライヤーズカード年会費を改めてご請求させていただきます。https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/sfc/same-switch.html
このまま額面通りに受け取ると、たとえばごく最近にワイドゴールドカードの年会費を払っていた場合、さながら二重に支払いを行わなければならないように感じてしまいます。
文字通りスーパーなクレジットカードであるSFCをゲットするためなら仕方がない…と思う部分もありますが、さすがにプラス1万円追加でというのはイヤですよね。
しかしながらご安心を。VISAブランドの場合、再請求はありません。
ANA VISAワイドゴールドカード→ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードでの再請求はない
SFC取得の準備を進める傍らの情報収集で、「VISAブランドの場合は再請求がないよ」という話は聞いていましたが、真偽のほどは分かりません。
ということで、三井住友VISAカードのデスクに直接確認を行ってみました。
しかも、切り替え「前」の年会費:10,260円(割引後)を払ったあとで、即SFCに切り替えすれば、理論的には最長1年間切り替え「後」の年会費:11,340円(割引後)を先延ばしできる。
つまり、差額1,080円を得できる…ということですね。
加えて、家族カードがあれば、その差額:3,780円*2も浮きますから、夫婦2人で4,860円得できる計算になります。
ANA VISAワイドゴールドカード→同ブランド・同クラスSFCの場合は『年会費請求確定日』を待て!
夫婦2人でおよそ5,000円のお得をゲットする。
このためには現在保有中のANA VISAワイドゴールドカードの年会費請求が確定するタイミングを待って、ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードに切り替えするのが最も合理的です。
年会費請求月の確認方法

ここで次に気になるのが、『果たして自分の年会費請求っていつなの?』というトコロ。この点に関しては、三井住友カード側に公式の案内がありますので、ご安心ください。
WEB明細書または紙のご利用代金明細書に記載されているカードの入会日・お支払い日から、年会費の請求月を調べる方法がございます。
【年会費の請求月の確認方法】
◆カードの入会日が1日~15日の方
・毎月のお支払い日が10日・26日の方共に、年会費は入会月の翌月のお引き落としとなります。
◆カードの入会日が16日~末日の方
・毎月のお支払い日が10日(ご利用の金融機関によっては6日または8日)…年会費は入会月の翌々月にお引き落としとなります。
・毎月のお支払い日が26日…年会費は入会月の翌月にお引き落としとなります。
もし自力で調べるのは不安だという方がいれば、三井住友VISAカードデスクへ電話で問い合わせをするのがもっとも早くて確実なうえに安心です。
(私の場合、前項の問い合わせを行った際に合わせて請求月を教えてもらいました。)
スーパーフライヤーズカード(SFC)切り替え申し込み時の注意点
ANA VISAワイドゴールドカードからANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替えを行う場合には、主に以下3つの点に注意しておくようにします。
なお、ANAマイレージクラブ(AMC)会員番号や、クレジットカード番号は変更になりませんので、心配は必要ありません。
1.Edy残高は移行不可
旧ワイドゴールドカードでEdyを利用していた場合、ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替え時には残高が移行しませんので、すべて使い切っておくようにしましょう。
忘れてしまうと、残高ごとすべて消えてしまいます。
2.家族カードは同時切り替えになる
すでに旧ワイドゴールドカードで家族カードを発行済みの場合、本人会員のSFC切り替えによって、同時にスーパーフライヤーズ家族カードに切り替えとなります。
ただし、切り替え申込書による申請は必要になることをお忘れなく。
3.SFC到着までは約3~4週間
ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替え申請後、実際手元に到着するまでにおよそ3~4週間を要します。*3
必要になるシーンが迫っている場合には、お早めに手続きされることをオススメいたします。
特に、スーパーフライヤーズカード(SFC)の大きなメリットの1つである『家族カード』*4利用予定がある場合にはご注意ください。
まとめ
ANA VISAワイドゴールドカードからANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替えを行う場合、年会費請求のタイミングをうまく利用すると、夫婦2人でおよそ5,000円の得をすることが可能になります。
手間は一切必要ありませんので、SFC切り替えを検討している方はぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。
*1:1ポイント=10マイルコース:VISA/マスターの場合。JCBは5,400円(税込)
*2:6,480円-2,700円=3,780円
*3:公式情報にはこのような記載がありますが、当方の場合には切り替え申込みから20日程度でSFCが到着しました。
*4:SFC家族会員は、SFC本会員の同行なしに、ANAプラチナ会員とほぼ同等のメリットを享受できる=これまで全く飛行機利用のない方もいきなり優先カウンターやラウンジ利用等が可能となる。

『ビジネスクラスでハワイに行ったよ!』
『ファーストクラスに乗っちゃった!』
これはどこのお金持ちの話かって?
いえいえ、ごく平均的な会社員の一家に起きた出来事です。
ただ1つ違うのは、この家族が1年間に30万オーバーもの大量マイルを貯めて豪華な旅行を繰り返す『陸マイラー』であるというコト。
ー 30万マイルで出来ること -
- 憧れのファーストクラスやビジネスクラスの利用
- 年2回・夫婦2人でビジネスクラスを利用してハワイ旅行
- 年1回・夫婦2人でファーストクラスを利用してニューヨーク旅行
- 世界一周旅行
- 年4回・家族4人で沖縄旅行
- 年何回でも・日本全国どこへでも …and more.
30万マイルがあれば、これだけの・これ以上のコトが自由に実行できるようになるんです。
もちろん、詐欺的行為や危ない事は一切なし。そして余計な出費もほとんどありません。
貯めにくい・貯まらない,それゆえ使えない!というイメージが先行しがちな『マイル』を誰にでもできる方法で爆発的に生み出し、贅沢する方法…
その秘密を、ちょっとだけ覗いてみませんか?
SFCカードへの切り替えのお得情報ありがとうございます。とても参考になりました。もしご存知でしたら教えていただきたいのですが、現在、ANAマスターゴールドカードとANA一般VISAカードVISA家族カードを持っています。
SFCカードに切り替える時に家族カードも同時に切り替える場合、一般のVISAカードを切り替えた方が年会費の節約になるのではないかと考えています。
そうした場合、何かデメリットが考えられますか?
ryoji様
年会費的には節約になりますが、マイル移行手数料などのことも考えると、ゴールドカードをSFC化する方がトータルでお得になるかなと考えられます。
コメントありがとうございます。
デメリットは移行手数料だけのようですね。
カードのポイントはゴールドカードメインでためて、SFCカードではあまりクレジットは使わない予定なので、一般カードをSFC化した方がお得みたいですね。
すいません、三井住友VISAのweb掲載と
年会費が違うようですが
どちらが正しいのでしょうか?
https://qa.smbc-card.com/mem/nyukai/detail?site=4H4A00IO&id=1385&hot_list=true
たま様
コメントありがとうございます。ご指摘いただいた三井住友のサイト表記は「税抜き表示」です。
税込に換算していただくと一致いたしますので、回答としては『どちらも正しい』ことになりますね。
今後ともよろしくお願いいたします。