もしや魔法?ANA国際線特典航空券スプリット予約の基本と有効性|ビジネスは効果的だがファーストは…?

スプリット予約は魔法のように使える

ANA国際線特典航空券の空席検索。1人ならまだしも、2人・3人と人数が増えるにつれて難易度は当然に上がっていきますよね?

こんな時に役立つのが『スプリット予約』と呼ばれる方法ですが、実際に試してみると非常に効果的であることが分かり、もしかして魔法なのでは?とも思えるようなパワーを発揮してくれます。

本記事では、ANA国際線特典航空券をゲットするのに役立つ(かもしれない)スプリット予約の基本と有効性、そして注意点まで、具体例を交えながらご紹介いたします。

ANA国際線特典航空券スプリット予約の基本

いきなりスプリット予約と始められても分かりづらいかと思いますので、まずはスプリット予約の基本について確認していきます。

スプリット予約は1グループの旅程を2つに分ける予約方法

スプリット

スプリット(split)という単語は、(…を)分割する、分ける とか、(…に)分裂させる といった意味を有しています。

よくボウリングなんかで使われる単語のイメージが強いですよね。

 

この単語、航空券のハナシに持ち込むと、『1グループの旅程を2つに分ける』という意味で使われます。

具体的に話すと、夫婦2人・1グループとして確保した旅程(飛行機の予約)を、夫の旅程・妻の旅程という2つに分割する…というイメージですね。

 

この人数の割り振りというものは自由に設定できますから、例えば家族4人(父・母・兄・妹)を父兄と母妹の2・2や父と母兄妹の1・3という分割でもOKです。

なんでスプリットする必要があるの?というギモン

なぜスプリットするの?

さて、前項でスプリットの基本を学んだところで当然に浮かんでくるのが『なんでスプリットする必要があるの?』というギモン。

元々1つの旅程で管理も楽チンなのに、わざわざバラバラにする意味というのは、すでに全員分の座席を確保している場合にはほぼありません。

しかしながら、誰か1人でも空席を確保できていない(空席待ちをしている)場合に非常に有効なんです。

よくある話『1人分なら空席がある』

ANA国際線特典航空券の空席検索は、人気路線であればあるほど厳しい現実が待っています。

本当は夫婦で・家族で旅行に行きたいのに、ほとんど空席待ちだったり、空いていても極端な日付だったりで使えないということが、ままあるんですよね。

そんな時にふと1人分ならどうよ?なんて気まぐれに検索してみると、なんと希望日で『1人分だけ空いている』。これもまた非常によくある話です。

空席待ちは希望席数分が全部確保できた時に落ちてくる

そこで、1人分が空いてるなら、確率も悪くないでしょ!と思って空席待ちをかけてしまいがちなのですが、非常に重要な落とし穴が待っています。

それが、【空席待ちは・希望席数分が全部確保できた時に・正式確保となる】という部分。

裏を返せば、1人分空いてる所へ2人分の空席待ちをかけても、空いている1人分は確保されていないということなんです。

 

つまり、確率が高そうだなと決めつけて呑気に2人分の空席待ちをかけていたら、後からやってきたぽっと出の1人にとられちゃった!ということが起きうる…ということですね。

 

追い抜く上級会員

さらに、ANAダイヤモンド・プラチナなどの上級会員やスーパーフライヤーズカード保有者(SFC会員)は、空席待ちの順位において一般会員の追随を許しません。

仮に予約時点で空席待ちが自分しか居なかった(=空席待ち1位であった)としても、上級会員はあっさりと抜いていってしまうんです。

正攻法では手も足も出ません。

空席を確実に押さえる『スプリット予約』

特典航空券・1席の空き

いま空いているANA国際線特典航空券の1席を確実に押さえたい…そんな時に、スプリット予約が真価を発揮します。

すなわち、本来例えば2人で行くはずの旅程を1・1に分割し、どちらか1名分については確実に空席をゲット,もう1名を空席待ちとすることで、特典航空券獲得を有利にすることが可能なんですね。

1人(またはより少人数)になれば空席待ちも有利に

前述したとおり、複数人数での空席待ちは、その性質から非常に厳しいモノがあります。

一方で、スプリットによって夫婦を1・1に、家族を2・2に分けて人数を減らせば、空席待ちにおいても有利になる可能性が高まります。

以上のような観点から、状況に応じてスプリットは必要性があるのです。

ANA国際線特典航空券スプリット予約の手順

スプリットの手順

スプリット予約の基本と必要性について確認したところで、実際にスプリットする手順について確認していきます。

手順といっても本当に本当にカンタン。端的に言うと、ANAデスクに電話するだけでOKなんです。

①国際線特典航空券検索で人数別・クラス別の空席チェックを行う

まずは何と言っても事前調査。

希望路線・希望日・希望搭乗クラスにて、国際線特典航空券の検索を行います。

このとき、本来欲しい人数が2であったとしても、『1』に変えたり、はたまたクラスを変えてみたりして、人数別・クラス別の空席数を確認しておきます。

▽路線別・クラス別の特典解放枠についてはこちらが参考になります☆

ANA特典解放枠の全て
ANA国際線特典航空券の開放枠っていったいどれだけあるのか― ソラチカカード×ポイントサイトによって誰でも簡単に30万を超えるANAマイル...

②国際線特典航空券の(空席待ち)予約を普通に行う

スプリット予約の実例

①で希望に叶うモノが見つかったら、国際線特典航空券の(空席待ち)予約を普通に行います。

画像は私が実際に行った予約の画面ですが、第2区間の成田→ニューヨーク(JFK)・ファーストクラスだけ、2名分の空席待ち状態となって予約が完了しています。

 

この時、①での調査により、実はファーストクラス1席なら空いていることが分かっていますので、予約をスプリットして1名分を確保してしまいます。

③ANA国際線デスクへと電話し『スプリット』を依頼する

空席待ち予約が完了したら、ANA国際線デスクへと電話し、現在の旅程を『スプリット』してくれるよう口頭で依頼します。

▽デスクへの電話が便利になる登録も忘れずに!

ANA携帯番号認証サービス
時として苛烈な戦いを強いられるANA特典航空券の争奪戦。その戦いの中で、Webサービスだけではなく『電話』を使う機会もきっとあるはずです。 ...

分割人数や分割後の空席状況などをオペレーターさんが確認したのち、即時で分割処理が完了。WEBにもこの処理が反映します。

こののち、もう一方の空席待ちとなる旅程についての注意点などを再度案内され、手続きは終了。あとは運を天に任せて…ということになります。

スプリット予約を行う際の注意点

ANA国際線特典航空券をゲットするのに役立つスプリット予約ですが、便利な一方で、以下に示すような注意点が存在しています。

予約を確保した1名分は即時発券

ANA国際線特典航空券のルール上、すべての旅程が確保された1名分については即時で発券が必要。必要マイル+諸税などは、当該1名分がこの時点で引き去りされます。

スプリットの処理が完了した時点でオペレーターさんから案内がありますので、指示に従って進めてください。

なお、諸税などの引き去りにクレジットカードが必要ですが、仮に手元にカードがなくとも、以前にANA SKY WEB上で決済履歴があり、かつセキュリティコード(カード裏面・署名欄の右上に刻印してある3または4桁の数字)が分かれば問題はありません。

電話発券手数料2,160円が追加で発生

元々はWEBで行った予約ですが、ANAデスクへ電話してスプリット→発券処理を行うので、規定に基づいて電話発券手数料2,160円が追加で発生します。

これは発券時に諸税と合わせてクレジットカードで決済されます。

キャンセルしたら1名3,000マイルの手数料・発券手数料は返金なし

確保した1名分について万が一キャンセルを行う場合、通常通り手数料3,000マイルが発生します。

こちらもANA国際線特典航空券のルールに基づくものですが、すでに1名分は発券が完了している以上避けられません。

 

また、手数料差引後のマイルと諸税は戻りますが、電話発券手数料2,160円については返金がありませんので、ご注意ください。

 

なお、特典航空券の日付については、空席が確保できていれば問題なく変更可能です。

空席待ちが落ちてきたらデスクへ電話して発券が必要

もう1名の空席待ち予約について、座席が確保されるとANAよりメールにて連絡が入ります。

連絡が入ったらそこから起算して3日(72時間)以内にANAデスクに電話をし、発券処理を行う必要があります。

また、(空席待ち分の)発券手数料も再度発生します。

会員ステータスを生かした予約を行うのが望ましい

さきに述べたとおり、ANA上級会員などのステータス保有者には、特典航空券に関する大きな優先が働きます。

可能であれば、空席待ちをするにあってもそれらステータスのパワー・恩恵を生かした形で予約を行うことが望ましいです。

 

例えば私の場合、さきほどの東京⇔ニューヨークの予約を行った時点で

わたし:ANAプラチナステイタス/妻:ANA一般会員

という状態でした。

 

この状態で妻を空席待ちとするのは非常に心もとないため、

わたし:空席待ち/妻:ファースト確保

という形でスプリット・発券することで、ステータスを生かした状況を作り出しました。

▽ANAプラチナステイタスについてはこちらの記事で詳しく解説しています☆

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(補足)予約のステータスは『マイル提供者』のステータスに依拠

家族が多い場合のスプリット

先ほどの私の例では夫婦2人であったため簡単でしたが、問題は家族3人とか、4人などの場合です。

 

会員ステータス・マイル提供者と特典優先の関係

人数が増えることも問題なのですが、例えば家族4人(父・母・兄・妹)を父兄と母妹の2・2と分けた場合、仮に妻がANA上級会員やSFC家族会員であったとしても、マイルの提供元が他人(この場合は父)である場合には一般枠としての扱いになってしまう1)ANAプラチナデスクに確認済み。ということが一番のネックなんです。

 

これではせっかく予約を分けても、若干不利に働いてしまう恐れがあります。

こうした状況を回避するには、こまめに空席状況を確認し、1名分空いたらスプリットして確保,また1名分空いたら…と地道に進めるのが一番の方法だと考えられます。

 

もしくは、妻もマイル活動をしているSFC家族会員ならば、妻が代表となって自分のマイルで手配するという方法も可能です。

▽ダブルソラチカ体制の破壊力についてはこちらの記事で詳しく解説しています☆

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▽どうやって家族の協力を得ればいいの?という方はこちらをご参照ください☆

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座席指定などは予約ごとに行う必要あり

空席を確保したら、早めに座席指定を行って希望を席もゲットしておきましょう。

 

さてこの時、夫婦や家族であっても、スプリットを行っている場合にはそれぞれ独立した予約となっているため、それぞれの予約ごとで座席指定を行う必要があります

これが実は地味に面倒なんですが、特典航空券のためですから諦めてください。笑

 

なお、ANAデスクに電話すれば、例えば『なるべく近くに固めて』『窓側でor中央で』といったざっくりした希望で一気に指定してくれます。(その後WEB修正も可能)

ANA国際線特典航空券スプリット予約の有効性の実際

スプリット予約の有効性とは?

ここまででANA国際線特典航空券スプリット予約の方法や注意点までひと通りご理解いただけたと思いますが、最後に『実際どれだけ有効なのか』という部分に触れていきます。

 

端的に結論だけ言うと、以下のような傾向があるかなと考えられます。

  • ビジネスクラス:非常に有効
  • ファーストクラス:おそらくなかなか厳しい
  • ビジネスクラスは動きが割と活発→空席が出やすい

 

ANAビジネスクラスの特典航空券については、旅行の直前期:1か月前~14日前に活発な変動を見せます。

すなわち空席も発生しやすく、スプリットによって空席待ち人数を減らしている状況が非常に有利に働くことが期待されます。

 

実際わたしもファーストの空席待ちをしながらビジネスのチェックも欠かしませんでしたが、直前期に入ってポロポロですが確実に空席が発生していました。

ハワイ・ホノルル路線などの極端な人気路線を除き、かなり有効に機能するといえるのではないでしょうか。

ファーストクラスは動きが鈍い→空席が出にくい

一方のANAファーストクラスの特典航空券については、旅行の直前期になっても動きが非常に鈍い…というか、ほぼ動きがないという状況が続き、空席もほとんど発生しませんでした

もともとの開放座席数も限られて少ないこともありますが、それゆえに『ファーストに乗る!』と決めた人はなかなか変更やキャンセルをしないという事実を身をもって確認することができました。

絶対に無理とは言いませんが、ファーストクラスに対してのスプリット空席待ちは、なかなか厳しいというのが現実と考えられます。

こまめな空席チェックは怠らない

スプリット予約でもこまめな空席チェックは必須

さて、ここまで例として用いてきた私のファーストクラスに対するスプリット空席待ちですが、結果としては失敗2)空席待ち期限である出発14日前までに空席が出なかった。に終わっています。

それでも、実際には空席待ちもできない本当の直前期(出発の96時間前)までこまめに空席を確認していた結果、奇跡的にもう1席ファーストクラスの空席を発見することに成功。

夫婦2人でニューヨーク・ファーストクラスを実現しています。

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また、かつて国際線特典航空券の空席待ちについて解説した以下の記事らでも説明していますが、こまめな検索って本当に大事です。

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必死過ぎ(笑)と思うかもしれませんが、1時間に1回のチェックで贅沢できるなら、安い努力かなと個人的には考えます。

努力が必ず報われる保証はありませんけどね。

まとめ

特典航空券のスプリット予約は、1グループの旅程を2つに分ける予約方法であり、空席確保のための有効な手段となり得る便利なシステムです。

発券手数料がかかったり、グループ分けに悩んだりすることもありますが、それでもなおビジネスクラスなどのハイクラス特典航空券を確保するのに有効な手段であるといえます。

   [ + ]

1. ANAプラチナデスクに確認済み。
2. 空席待ち期限である出発14日前までに空席が出なかった。
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