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スーパーフライヤーズカード(SFC)で生涯続くANA上級ステータス|陸マイラーにとって本当に必要なもの?特典とメリットは?

ana_sfcゴールドカード

スーパーフライヤーズカード(SFC)は、一度取得してしまえば生涯ANA上級ステータスとほぼ同等のサービスを受けることのできるクレジットカードです。

陸マイラー界でもSFC取得が当たり前の(ような)潮流ですが、取得方法*1は少し特殊で、費用もかかります。*2

本記事では、スーパーフライヤーズカードの基本的な情報、特典とメリットを解説するとともに、果たして本当に必要であるのか・合理的であるのかという点についてお送りいたします。

スーパーフライヤーズカード(SFC)は年会費負担だけでANA上級ステータスを生涯維持できる

sfcで生涯のana上級会員

スーパーフライヤーズカードは、一度取得すると、年会費を払い続ける限りANA上級ステータス会員とほぼ同等のサービスを受け続けることが可能になります。

ANAの上級ステータス(プレミアムメンバー)は、ANAダイヤモンドメンバー・ANAプラチナメンバー・ANAブロンズメンバーの3つに区分されますが、SFC会員はそのうちのANAプラチナメンバーと同等のサービス・メリットを享受できることになるんです。

 

『余計な年会費がかかるなら、SFCじゃなくてANAの上級会員になればいいのでは?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ANAプレミアムメンバーのステータスは所定の条件達成後から1年間*3限定のものになります。

 

また、達成しなければいけない条件は、簡単に言えばズバリ『たくさんANAの飛行機に搭乗すること』ですので、毎年かなりの数の搭乗をこなすような方でない限り、ANAプレミアムメンバーで居続けることはできませんし、当然費用もかかります。

一方で、スーパーフライヤーズカードを1度手に入れてしまえば、クレジットカードの年会費負担のみで、ANAプラチナメンバーと同等のサービス・メリットをずっと維持できるのです。

スーパーフライヤーズが陸マイラーにもたらす最大メリットは『国際線特典航空券の優先』 

ana国際線ビジネスクラス

スーパーフライヤーズカードを保有するメリットは沢山あります(*後述します)が、陸マイラーが享受したいと願う最大メリットは『国際線特典航空券の優先』です。

マイルの価値を最大化する・マイルを貯める喜びを一番感じる瞬間は、まさしく特典航空券への交換ですが、競争率は非常に高くなっています。

 

特に、人気路線のANA東京-ホノルル間にあっては、1便あたりのビジネスクラス特典航空券解放枠はたったの2席(!)*4

せっかく大量のマイルを貯めたのに、特典航空券に交換できないとなればそれこそ宝の持ち腐れです。

 

さらに、仮に往復分の特典航空券が確保できたとしても、希望する日程(旅程)で選べる保証はありません。『土日祝日に合わせる』とか、『長期休暇に合わせて』など、普段やりがちな日程で確保できる可能性はかなり低くなりますので、平日お仕事のあるサラリーマンには結構厳しいモノがありますよね。

 

このような状況のなか、ANAプレミアムメンバー*5には『特典航空券枠の優先』が与えられます。ANA東京-ホノルル間でいうと、ビジネスクラス特典航空券の解放枠が4席とか、空席があれば6席にまで拡大します。

ANAプレミアムメンバーステータスと特典航空券解放枠の関係については、テラヤマアニ様(id:kowagari)が詳しく調査されており、間違いないことがハッキリとわかっています。

kowagari.hateblo.jp

席が確保しやすくなれば、当然日程選択の余地も広がり、柔軟にマイルを使いやすくなると言えます。

スーパーフライヤーズカードがあれば、ANAプラチナメンバーと同等の上級会員資格を生涯維持できるわけですから、これほどのメリットはありません。

ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のキホン

スーパーフライヤーズカードは、「ダイヤモンドサービス」メンバー、または「プラチナサービス」メンバーが申し込み可能な、クレジットカード機能付・年会費有料のカードです。

SFCの入会・切り替え 

入会資格

「ダイヤモンドサービス」メンバー

「プラチナサービス」メンバー

「ダイヤモンド事前サービス」メンバー

「プラチナ事前サービス」メンバー

ANAグループ運航便搭乗で100万ライフタイムマイルに到達した場合

入会申込

ANAウェブサイトの会員専用ページにて入会申込書を請求

現有カードからの切替

同ブランドのSFCへ切替の場合(例:JCBJCB

プレミアムメンバー専用デスクまたはANAカードデスクへ電話し、切り替えの専用用紙を請求。

ANAウェブサイトやクレジットカード会社のオンラインサービスではスーパーフライヤーズカードへ切り替え不可>

家族会員の追加

本会員と生計を同一にする配偶者・両親・子供(18歳以上)は、年間の搭乗実績にかかわらず家族会員に申し込み可能。

ANAの公式サイトより、入会資格などをまとめてみました。

ここまでは説明を簡単にするため、入会資格を『「ダイヤモンドサービス」メンバー、または「プラチナサービス」メンバーが申し込み可能』と表記していましたが、厳密にはそれぞれの「事前サービス」メンバーも申し込み可能です。

ANAのプレミアムメンバー資格条件は前年(1月~12月)の搭乗実績に基づいて確定しますが、早期に条件を達成した方はANAのプレミアムメンバー資格*6が開始されます。

 

なお、スーパーフライヤーズカードはクレジットカードですから、入会には普通のクレジットカード同様、入会審査があります。

しかしながら、同ブランド・同クラスの切り替え(ANA VISAワイドゴールドカード→ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカード)であれば、手続きは切り替えのみですから、万が一の審査落ちという心配もありません*7

陸マイラーはほとんどがANA VISAワイドゴールドカードを保有しているので、この点は心配ないと思いますが、まだ一般カードしか持っていなく、このタイミングでの変更を考えているといった場合にはご注意ください。

www.uridayo.com

なお、マイルへの移行を考えた場合には、一般カードよりゴールドカードの方が優れているというのは当然ご存じですよね。ANA VISAワイドゴールドカードであれば、マイル還元率は最大で1.72%に迫りますので、まさに陸マイラー必携のカードです。

スーパーフライヤーズカードで受けられる25の特典 

ANA SFCの保有で享受できる特典について、改めて確認してみましょう。

空の旅をゆったりと

プレミアムメンバー専用サービスデスクの利用

ラウンジの利用★

座席クラスアップグレード

プレミアムエコノミーへの変更★

ご予約を優先して

国内線座席指定の優先

予約空席待ちの優先

特典航空券の優先★

手続きをスマートに

優先チェックインカウンター★

手荷物受け取りの優先

手荷物許容量の優待

専用保安検査場の利用★

優先搭乗案内

空港での空席待ち優先

マイカー・バレーの優待(成田空港)

羽田空港駐車場の優先予約

香港国際空港の優先レーン

充実の特典を

アップグレードポイント付与

フライトマイルボーナス付与

マイル→ANA SKYコイン交換倍率UP

アップグレードポイント→ANA SKYコインへの交換

IHGANA・ホテルズグループジャパンの優待

とっておきの贈り物を

スーパーフライヤーズ会員オリジナルネームタグ

プレミアムメンバー限定ANAセレクション

ライフスタイルマガジン『ana-logue』のお届け

会員限定手帳・カレンダーのプレゼント

 

ANA公式サイトから、スーパーフライヤーズカードで受けられる特典をまとめました。その数は全部で25個!かなりの特典をもらえることがわかります。

陸マイラーにとってもっとも大きいメリット『特典航空券の優先』ももちろんですが、特に魅力的な特典<★マーク>についても少し取り上げてみます。

ラウンジの利用(国内線・国際線)

ANAグループ運航便・スターアライアンス加盟航空会社運航便を利用する際に、搭乗時刻まで各空港指定のラウンジを利用できます。

空港でエアラインのラウンジを使えるのは、この上ないメリットの1つです。

エアラインのラウンジって、一度知ってしまうと病みつきというか、離れられなくなってしまうほど快適。 

通常、ラウンジの利用には上級会員資格などが必要ですが、SFCを保有すれば生涯にわたって利用可能です。

プレミアムエコノミーへの変更(国際線)

anaプレミアムエコノミーの無料アップグレード

搭乗手続きの際に空席がある場合、対象運賃以外(エコノミークラス)でご搭乗の場合でも、追加料金なくANA国際線『プレミアムエコノミー』を利用可能になります。

プレミアムエコノミーは元々の値段がそう安くはありませんので、もしエコノミークラス→プレミアムエコノミーにアップグレードできれば、かなりお得感があります。

優先チェックインカウンター

ana優先カウンター

国内線・国際線ともに、プレミアムメンバー優先のチェックインカウンターを利用できます。

団体ツアーや修学旅行などのグループと重なった時や、行楽シーズン・年末年始は、チェックインカウンター大行列!がおなじみですが、優先のチェックインカウンターは上級会員などしか使えませんので、混雑とはほぼ無縁で搭乗手続き・手荷物預けが可能です。

専用保安検査場の利用

優先チェックインカウンターの場合と同様ですが、こちらも大きな混雑なく、スムーズに通過できます。

保安検査は搭乗客が全員間違いなく通りますから、混雑すればするほど、通過までに時間がかかってしまう可能性があります。

特典航空券の優先 

ana特典航空券の優先予約可能

そして忘れてはならないのが特典航空券の優先。プレミアムメンバー本人、および同行者について、国内線特典航空券の先行予約・国際線特典航空券の優先予約が可能になります。

陸マイラーが心血を注いで貯めたマイル、柔軟にそして有意義に活用することができます。

SFCの特典は家族会員も享受できる! 

家族全員がsfc特典を享受できる

スーパーフライヤーズカードの特典は『家族会員』も受けられる

実はコレが絶大なメリットなのかもしれません。例として、『ラウンジ(国内線)の利用』の場合を見てみます。

国内線のanaラウンジ利用基準

ANAプレミアムメンバー、ANA SFC会員、ANAミリオンマイラーの中で、ANAプレミアムメンバー、ANA SFC会員について、同行者が利用できるところまでは条件が一緒です。

ところが、同行者がラウンジを利用するためには、本会員が必ずセットになっていなければいけません。

 

入会資格

「ダイヤモンドサービス」メンバー

「プラチナサービス」メンバー

「ダイヤモンド事前サービス」メンバー

「プラチナ事前サービス」メンバー

ANAグループ運航便搭乗で100万ライフタイムマイルに到達した場合

入会申込

ANAウェブサイトの会員専用ページにて入会申込書を請求

現有カードからの切替

同ブランドのSFCへ切替の場合(例:JCBJCB

プレミアムメンバー専用デスクまたはANAカードデスクへ電話し、切り替えの専用用紙を請求。

ANAウェブサイトやクレジットカード会社のオンラインサービスではスーパーフライヤーズカードへ切り替え不可>

家族会員の追加

本会員と生計を同一にする配偶者・両親・子供(18歳以上)は、年間の搭乗実績にかかわらず家族会員に申し込み可能

ここでもう一度スーパーフライヤーズカードの入会資格を振り返ってみます。家族会員の追加は、『年間の搭乗実績にかかわらず家族会員に申し込み可能』となっていますよね?

つまり、夫婦2人・子ども2人(18歳以上)の4人家族だった場合、例えばお父さんがSFC入会資格を得れば、自動的にお母さん・子ども2人もSFC家族会員となり、家族全員がANA上級資格と同等のステータスを獲得することが可能になります。

家族会員は単独でもスーパーフライヤーズカードのメリットを受けられますので、お父さん抜きでどこかへ旅行・・・ということも可能です。

これが、ANAプレミアムメンバーとの最大の違い、そして優位な点です。

ANA SFCの取得にはプレミアムポイント(PP)が必要

スーパーフライヤーズカードのキホン、そしてメリット・特典を知ったあなた。どうでしょう、SFCが欲しくなってきましたよね?

そんなあなたのワクワクを打ち砕くわけではありませんが、再度入会資格を振り返ってみましょう。

『プラチナサービス』メンバーに到達するには50,000PPが必要!

スーパーフライヤーズカードに入会するためには、「ダイヤモンドサービス」メンバー、もしくは「プラチナサービス」メンバーになっていなければなりません。*8

ANAのWebサイトでプレミアムメンバーのステータス獲得条件を確認してみます。

anaプレミアムメンバー達成条件

プレミアムポイントとは、プレミアムメンバーの認定を目的として、マイル』とは異なり、毎年1月~12月の1年間に登録されるポイントです。

毎年1月から12月に獲得したプレミアムポイントの数に応じて翌年度のステイタスが決定し、4月から1年間にわたって「プレミアムメンバーサービス」を享受することができます。

*プレミアムポイントの仕組みについてはこちらの記事にさらに詳しく解説しています☆

www.uridayo.com

スーパーフライヤーズカード入会の最低条件は「プラチナサービス」メンバーですが、50,000PPを獲得しなければなりません

プレミアムポイント(PP):50,000を獲得するのは大変なのか

プレミアムポイントはANA便の搭乗実績に応じてマイルとは別に付与されます。ANAにはフライトに応じてどれだけPPがもらえるかがわかるシミュレーターがありますので、例をあげて確認してみましょう。

羽田-伊丹のppシュミレーション

ここでは、ビジネスマンが一番利用しているであろう、東京(羽田)-伊丹間のプレミアムポイントを見てみます。

片道で960PP*9ですから、往復で1,920PP。
ここから50,000PPを獲得するには50,000/1,920≒26.04 約27往復(!)しなければいけません。
1年間が52週あるとして、2週に1回は出張するような出張族のみが達成できる、なかなかに高い難易度ですね。

実際には、より低廉な運賃区分でしかチケットをもらえず、1回にもらえるPPが少なくなることも想定されますから、実際にはさらに難易度は高いのかもしれません。

それでもSFCが欲しい→修行の道へ突入 

普通の人ではかなり難しい50,000PPの獲得。それでも、スーパーフライヤーズカードの誘惑は止まりません。

『普通に飛行機に乗っていても難しい、搭乗回数や機会が足りない。ならば、無理矢理飛行機に乗って50,000PPを貯めてしまえ!』

これがいわゆるSFC修行です

50,000プレミアムポイントのため、本来乗る必要のない飛行機に乗り、目的もなく遠くまで出かけ、特に何もせずにとんぼ返りする…こんなことを繰り返すため、『修行』と呼ばれます。

www.uridayo.com

SFCを知らない人によっては全くもって意味不明ですし、当然お金も時間もかかります…が、やってみるとコレが実に楽しかったりもするんです。

SFC修行のスタイルは人それぞれですが、私の場合はこんな感じというのが上記リンク記事から伝わると思います。

SFC取得を目的とした修行:ベース費用は50万円

 

sfc修行の費用を計算

スーパーフライヤーズカード入会の最低資格である、「プラチナサービス」メンバーになるための50,000PP。獲得にはどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。

一般的(?)にSFC修行にかかるコストは、1PPあたりの単価をもって表現することが多いです。1回の搭乗にかかる航空券代を、獲得できるプレミアムポイントで割って算出します。

標準と言われるラインが10円/1PP。これの50,000PP分ですから、10円/1PP ×50,000PP=500,000円

つまり、SFC取得を目的とした修行のベース費用は50万円という計算になります。決して安くはありませんから、こうした費用面からもSFC取得は難易度が高くなってきます。

ANAマイル+スカイコインを利用すれば完全無料のSFC修行も可能

一方で、ポイントサイトを活用して貯めたANAマイルをスカイコインに交換して航空券を買うことで、完全無料のSFC修行も可能です。 

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なお、陸マイラーの大常識・ソラチカカードを利用すれば、計算上は1年と少しで完全無料のSFC修行に必要なマイルを貯めることが可能です。

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現金持ち出しゼロというのは非常に嬉しいのですが、この使い方、マイルの価値最大化という観点では実はちょっぴり微妙です。

スーパーフライヤーズカードは陸マイラーにとって本当に必要なのか

スーパーフライヤーズカードのキホンと絶大なメリット、そして取得難易度の高さと獲得コスト。SFCの持つ、さながら『光と闇』の部分まで理解したところで、陸マイラーにとって本当に必要なのか?という点について考察してみます。

SFCの特典は飛びまくる人が一番メリットを受けられる

anaの飛行機で飛び回る

スーパーフライヤーズカードは航空会社のステータスカードですから、当然ながらそのメリットは一番飛行機に乗る人が享受できるはずです。

空港でのくつろぎ、予約の優先、手続きの優先と、全国や世界を飛び回るビジネスマンなどが一番嬉しい・欲しいポイントですよね。

我々のような、年に数回飛ぶような一般人には、猫に小判・豚に真珠なのでしょうか…

SFCを『手段』にしたら、より旅行に足が向く・活発になる!(はず) 

逆に考えてみましょう。

スーパーフライヤーズカードがあれば、どんなに安いチケットだって、ANAプレミアムメンバーと同等のサービス・メリットを生涯受けることが可能になります。

いつも並んで、待って、退屈な空港での時間に、もう悩むことはありません。

そうなったら、なんだか空の旅が楽しみになり、もっと積極的に出かけよう!こんな気持ちになるのではないでしょうか。

 

スーパーフライヤーズカードの必要性は人それぞれだと思いますが、せっかく陸マイラーになって、これからバンバン飛びまくるんです。

積極的になれて、かつその特典をずっと受けられるのなら、スーパーフライヤーズカードは陸マイラーにとっても『必要なモノ・持ってて損しないモノ』なのかもしれません。

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*1:正確には『取得資格の獲得方法』

*2:いわゆる『SFC修行』

*3:厳密には次年度のステータス条件確定後『プレミアムメンバー事前サービス』が開始されるため、最大で約2年間ステータスを維持できる

*4:AMC一般会員(いわゆる平会員)に対しての解放枠

*5:プラチナメンバー以上

*6:一部を除く

*7:ただし、ANA VISA一般カード→ANA VISAスーパーフライヤーズゴールドカードのような、グレードの変更がある場合には別途審査が発生。

*8:事前サービスを含む。ミリオンマイラーについては本項では割愛。

*9:会社利用を想定し運賃3を設定。